■内臓疲労と筋肉のこわばり(身体の歪み)
現在ひどい頭痛に悩まされ「頭痛薬」がなかなか手放せないという方も多いと思います。
このページでは「頭痛と薬」「内臓疲労と筋肉のこわばり」について書いていますが決して「薬」を否定しているわけではありません。人間誰しも薬が必要な時というのはあると思います。このページは私が日々「整体」という仕事を通してお客さんの施術にあたらせていただいてきた中で感じたことをそのまま載せています。
「なるべく薬が必要のない生活を送りたい」
「頭痛薬を飲まずに頭痛を治す方法はないのかな…?」
このようなお考えの方に少しでもお役立てできればと思います。
まず下の図をご覧下さい。内臓と筋肉のこわばりの関係を簡略化したものです。(この図では胃と肝臓のみを取り上げています)
薬を長期間にわたり服用し続けると「胃」に問題が出たり「肝臓」の機能を低下させてしまいやすいということはご存じだと思いますが、内臓の弱りが続くと「筋肉」「体の歪み」にどのような影響を及ぼすのかをお伝えできればと思います。
まず胃の不調(弱り)が続き慢性化すると胃のまわり(裏表)に強い筋肉のこわばり(しこり)となって現れます(A)。するとこのこわばり(A)に引っ張られるように同じライン上にある左肩(B)にも強いしこりがあらわれます。
この場合、頭痛に限らず五十肩その他心臓などにも問題が出てくる原因にもなります。肝臓(C)の弱りが続くと右、左両方の肩にこわばりが発生します。(これはあくまでも一例であり、その他の臓器に問題が起きると必ずと言っていいほど関連する部位の筋肉に「こわばり」といった形で問題が現れます。)
“頭痛”の多くの原因となっている「肩こり」や「首こり」。これら筋肉のこわばりは腕の疲労や長時間の無理な姿勢から起こっている場合(肩こり、首こりの原因)が多いですが、その上に内臓疲労が強くなると更に筋肉が強くこわばってきます。筋肉のこわばりが強いということは当然骨格の歪みも強いわけですから頭痛だけではなく、その他2次的な症状(腰痛など)を引き起こしている場合がよく見られます。この状態になっている身体を当院では慢性化と定義していますが、こうなってしまうと回復するまでにお時間が掛かってしまうのです…。
なぜこうなってしまうのか?という問題点は以下の点にあると考えています。
(緊張型の頭痛なのか?偏頭痛なのか?その他なのか?お風呂に入った時はどうなのか?)
このことがわかれば「温めればいいのか?」「冷やせばいいのか?」といったご自分でできる対処法もわかります。
(肩こり・首こりが原因なのか?それ以外に原因があるのか?)
それ以外に原因があるかも…という不安を取り除くために病院の検査を済ませておくと安心できます。(揉んだりボキボキしてはいけない場合もあるのです。)
(頭痛の原因が筋肉のこわばりだとしたら、なぜその筋肉がこわばるのか?)
このことがわかれば頭痛の再発も防ぐことができます。
頭痛の原因がわからなければどうしたらいいのかわかりませんよね…
これらの問題点を1つずつ理解しておくからこそ
「この頭痛を治すためにはどうすればいいのか?」
という解決策につながるのだと思います。
「な~んだ…そんなことか…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この「知っておく」(理解しておく)ということはとても大切なことだと思います。
なぜかというと頭痛という症状を訴えて当院にお越しになるほとんどの方が
「なんで頭痛が起きているのかわからない…」
「原因がわからないんです…」
と言われているのです。実は今まで頭痛に対して「なんとな~く…」の治療を行ってこられた方が多いようです。
と言われる方や、中には…
と、諦めに入っている方もいます。
この「なんとな~く…」で行われる治療で頭痛が回復していけばとても良いことなんですけど、もし…そうならない時は慢性化に陥ってしまう場合もあるということです。
そうならないために現在起こっている頭痛に対して“お客さん”と“施術者”お互いが理解して行われる治療(どのような理由からこの治療を行うのか?この治療を行うと頭痛にどんな効果があるのか?を理解しておく)というのが、頭痛を改善させる一番の解決策だと思います。
このページは私個人の今までの経験や考え方に基づいて作成しています。
現在頭痛でお悩みの方に少しでもお役立てできれば幸いですが、体や薬についての考え方は人それぞれ違いますので、また違った意見もあると思います。
頭痛の辛さというものはなかなか他人には理解してもらえないものです。
過去に私自身も頭痛に悩まされた時期がありました。その時は交通事故→ムチウチ→偏頭痛でしたが、自分で自分の身体を施術することができませんから漢方などを飲みながら仕事を続けていた時期もありました。(現在は回復しています。)
■このHPをご覧になりご納得・ご理解いただけた方へ
整体の適応範囲の頭痛であれば、回復に向かわせることができます。
ぜひ一度あなたのお悩みをお聞かせください。